お知らせ(児童図書部門)

ブックトークキット活用ありがとうございます!

愛媛県立図書館では、県内の小学校、中学校、中等教育学校及び高等学校などを対象に、「ブックトークキット」を貸出しています。「ブックトークキット」とは、ブックトークを簡単に実践することができるように、使用する図書・シナリオ・小物をまとめたものです。小学校低学年、中学年、高学年、中学生、高校生対象に計40セットをご用意しています。

今年度、宇和島東高校の図書委員会でご利用いただきました。
活用の様子は以下をご覧ください。真剣に・楽しそうに実演したり参加したりする姿が印象的です。
愛媛県立宇和島東高等学校ホームページ

ブックトークキットについては以下をご確認ください。
子ども読書支援センター
ブックトークキットのご案内.pdf

学校図書館整備支援(北条高校:第1回)の報告

7月30日火曜日に職員2名で北条高校の図書館を訪問しました。

北条高校は令和8年度には昼間二部定時制、通信制の生徒が入学し、しばらくは一つの校舎に全日制、定時制、通信制の生徒が学ぶこととなっています。そこで、学校図書館を今後入学してくる生徒に対応させ、より活性化させるために、古い蔵書の除籍・廃棄への助言をご希望でした。

     

まず、図書館内を見学し、今後の整備支援計画について相談しました。
担当の先生が生徒に聞き取りを行ったところ、生徒が望む図書館は「新しい本・きれいな本がある図書館」で、人の目が気にならないようなレイアウトだそうです。

次に、全国学校図書館協議会が制定した「学校図書館図書廃棄基準」に則って、北条高校の図書廃棄基準の見直し・改訂を提案しました。図書館の本は学校の財産であるため、なかなか廃棄しづらい部分がありますが、現在在籍している生徒が活用しやすい図書館にすることが最も大切であることをお伝えしました。

第2回訪問では、除籍予定資料の選定や図書の再配架等を行う予定です。

【終了】「家読(うちどく) 家族みんなで本を読もう!」展示

愛媛県子ども読書活動推進計画(第五次)に基づき、リーフレットを作成しました。
「家読(うちどく)」とは、「家庭読書」の略語で「家族ふれあい読書」を意味し、家族みんなで読書をすることで家族のコミュニケーションを深めることを目的にした読書運動のことです。

作成にあたり、「小学生によく読まれている図書」の調査を県内小学校の学校図書館主任の先生にご協力いただきました。ありがとうございました。

こちらに掲載している小学生によく読まれた本・おすすめの本で、当館に所蔵のあるものの一部を展示・貸出します。ぜひご家族みんなで読んでみてください。

場所:1階子ども読書室
期間:令和6年9月6日から令和6年10月18日まで

◆「家読(うちどく) 家族みんなで本を読もう!」リーフレットはコチラ。(PDFファイル:567KB)

学校図書館整備支援(吉田高校:第2回)の報告

9月10日火曜日に職員2名で吉田高等学校の図書館を訪問しました。

今回は図書委員スキルアップ講座を開催する予定で伺いました。講座の前に、先生方と前回訪問からの進捗状況についてお伺いしました。

吉田高校は簡易ソフトを使って貸出返却を電算化しています。カウンターでパソコンを自由に移動できるようLANケーブルを新たに購入することになりました。そうすることで、貸出返却の場所が来館者とすぐ対面できる場所になるように、パソコンを図書館入口側に設置する予定です。

9月から週に1度、図書委員がお昼の放送でおすすめの本の紹介を始めていました。また、ALTの先生の母国について学べるコーナーの設置や、11月にある文化祭で図書委員のステージ発表などを予定しているそうです。さらに、数年前からClassi(クラッシー)を利用した図書館報の配信をするなど、積極的に図書館のアピールをされている様子でした。

放課後に図書委員など9名が参加して、図書委員スキルアップ講座を開催しました。まず、図書館の本は公共・学校どちらもNDCを基本にして並んでいること、本を大切に扱うことについて説明しました。

図書委員スキルアップ講座の様子図書委員スキルアップ講座の様子図書委員スキルアップ講座の様子

 

 

 

 

 

 

 

続けて、朝の読書に使っている本にブックコーティングする作業をしました。パネルで説明し職員が実演して見せながら、作業工程をひとつずつ一緒にしていきました。図書委員から、「完成してよかった。」「これからも作業を手伝いたい。」と感想がありました。

次回は本の並べ替えを行う予定を確認し、訪問を終えました。

(更新日:令和6年9月27日)

 

学校図書館整備支援(吉田高校:第1回)の報告

7月26日金曜日に職員2名で吉田高等学校の図書館を訪問しました。

吉田高校は令和6・7年度の愛媛県高等学校教育研究会図書部会の研究委嘱校に指定されており、図書館利用の活性化のために整備支援に申込みされました。

学校側の整備支援の希望は、①一部の生徒しか利用しない現状を変え、利用増をめざしたい、②生徒が本を探しやすく配架したい、という2点です。

吉田高校の学校図書館は、2階の階段近くにあり、明るく広々としてきれいな図書館です。当館が平成28年度に訪問した際に助言をしたことを受けて、多くの棚で面出し展示をしていました。

学校図書館全体の様子書架の様子カウンターの様子

 

 

 

 

 

 

しかし、面出しした本の量が多すぎて、ごちゃごちゃした印象になっていることと、NDC(日本十進分類法)順に並んでいないことから本を探しにくくなっていること等により、今後は、配架を見直し見出し等をつけて本を探しやすくすること、レイアウトも少し見直していくことになりました。

第2回目では、これから図書委員に活躍してもらうために、図書委員スキルアップ講座で書架整理のコツやブックコーティングの演習をすることにして、訪問を終えました。

(更新日:令和6年9月27日)