令和3年度事例 東温高校

新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のため、なかなか学校へ訪問することができませんでした。最後の訪問は令和4年度になりました。

事前訪問 令和3年6月29日

東温高校で開催された会に出席した職員が、あわせて学校図書館を見学し、担当の先生からお話を伺いました。

校舎の1階にある図書館は、生徒の往来に便利な場所にありました。もっと生徒の使いやすい学校図書館にしたいと、担当の先生から整備支援内容の希望をお聞きしました。

①書架や蔵書を整理して広々使えるようにしたい。

②図書委員会活動を活性化したい。

③県高等学校教育研究会図書部会事務局担当校にふさわしい図書館にしたい。

図書館入口の様子

図書館の様子図書館の様子

 

 

 

 

 

 

 

現在、図書館システム導入に向けて登録作業を順次行っており、作業中のため資料が移動していため、普段の様子はわかりませんでしたが、書架が密になっていて、安全面からも整理が必要だと感じました。

また、学習の手助けとなるような資料のコーナーと小説や雑誌など生徒が手に取りやすい資料を適切に配置すれば、利用しやすい図書館になるとも感じました。

(撮影:県立図書館 令和3年6月)

第1回訪問 令和3年12月1日

職員2名で訪問しました。新型コロナウィルス感染症の感染拡大を受けて、訪問が大幅に遅れました。

学校側で資料を選別されていた除籍予定図書について、「除籍確定」「担当教科の先生に確認」「公共図書館の蔵書を確認(後、除籍予定)」「除籍しない」の4段階に分けて、資料を選別していきました。 学校独自の図書廃棄基準はないそうですが、県内他校の基準に沿って除籍をしているとの事で、それに倣い選定しました。昭和40~50年代の辞典等、今の高校生には使えない資料等から選別しました。

図書の選定作業の様子

図書の選定作業の様子

 

 

 

 

 

 

カウンターや面出し展示架等を数年前に新調し、照明もLEDに替える等、快適な環境づくりに着実に取り組まれていると感じました。

(撮影:県立図書館 令和3年12月)

第2回訪問 令和3年12月24日

職員3名で訪問しました。

前回、時間が足りず見ることができていない書架の図書について、再び除籍予定図書の選定作業を行いました。その際、「除籍確定」「担当教諭へ確認」「公共図書館の蔵書確認(後、除籍予定)」「除籍しない」に「買い直し検討」を加え、5区分に資料を選別していきました。全国学校図書館協議会が約30年ぶりに改訂した「学校図書館図書廃棄基準」(2021年11月1日改訂)も参考にし、郷土資料と自校資料を除き、刊行後相当年が経過しているものを中心に選別しました。

図書の選定作業の様子

図書選定の様子

 

 

 

 

 

 

図書を選別・移動し、空いた書架4本分はバレー部生徒らが別の場所に運んでくれたました。おかげで、不揃いの書架をなくし、すっきりとした空間ができました。空いた場所は生徒らがくつろいで本を読むことができるブラウジングコーナーにする予定だそうです。

書架の運び出しの様子書架の運び出しの様子

書架を運び出した後の様子

 

 

 

 

 

 

(撮影:県立図書館 令和3年12月)

 

第3回訪問 令和4年7月12日

職員2名で訪問しました。

コロナ禍で3年度中に実施できなかった「図書委員スキルアップ講座」を開催しました。1年及び2年の図書委員24名が参加してくれました。

最初に、学校から希望のあったブックコーティングの実習をおこないました。図書委員たちは、職員がブックコーティングの実演を見せながらの説明を聞いて、自分の持参した本に各自でカバーをかけていきました。初めてのことで予想以上に大変そうでしたが、きれいにブックコートされた本を見て、満足そうでした。

図書委員スキルアップ講座

図書委員スキルアップ講座の様子

 

 

 

 

 

 

続いて、POPについての説明を手短に行い、松山南高砥部分校の生徒らの作品を見せると、興味を持って見ていました。

図書委員スキルアップ講座

 

 

 

 

 

 

図書館は居心地よく生まれ変わり、快適な場所になっていました。

図書館の様子図書館の様子図書館の様子

 

 

 

 

 

 

(撮影:県立図書館 令和4年7月)

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